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Messege from Elfie
live what you love


-私のルーツ-
はじめまして。エルフィ株式会社の高橋です。
私は人口約1,600人の山あいの村で育ちました。
電車は通っておらず、バスは一日2本、全長7里の小さな村です。
親戚やご近所との繋がりは深く、常に協力し合って生活することがあたり前の環境にあり、まるで大家族のように、いつも人に囲まれて育ちました。
まったく気にはなりませんでしたが、都心でいうところのプライバシーはあまり無かったかもしれません(笑)
大自然の中で、日の出とともに畑仕事をはじめる働き者のおばあちゃん達が大声で話す声で目を覚まし、母が作る畑の朝どれ野菜と祖母の味噌、そば、うどん、ほとんど全てが手造りの豊かな食事。山間の豊かな水、山菜が自生する裏山、澄んだ空気、目前に広がる雄大な山々、頭上に広がる青い空とゆったりと流れる雲、遠くに時折見える富士山、氏神様と神輿に神楽舞、祭囃子の音、どこかの小説に出てきそうな、小さく豊かな村が私のルーツです。

-父の背中-
そんな環境でのんびり育ったわたしの仕事観に強く影響を与えたのは父でした。兄弟で会社を経営していた父は、日々忙しく仕事に邁進していた記憶があります。そのため、運動会や授業参観に一度も父が来たことはありませんが、寂しさは一ミリも感じていませんでした。
なぜなら、父は会社を軌道に乗せるべく、組織運営はもとより営業や管理部門に至るまで常に仕事に全力投球でした。特に技術開発においては「これからは自社製品を持たなければ駄目だ」と、大学で専門知識を学びなおし、後に大手企業と特許技術を競うなど、本当に熱心な研究者でもありました。
また人との摩擦は好まずとても優しい父でしたが、"ここぞ"という時には普段の父からは想像できないような周囲に有無を言わせぬオーラのようなものをまとい、強固な意志と強いリーダーシップにより、チームが一丸となって一斉に問題解決にあたる、という側面も持ち合わせていました。
従業員の方々に対しては、プライベートな面を含め時間とお金を惜しまない人でした。部下の方々を時に家族のように、親身に寄り添い、とても大切に思っていたことが子供心に伝わりました。
わたしはそんな父を子供のころからとてもかっこいいと思っていたからです。



-誠実-
父を一言で表すならこの一言に尽きるかもしれません。
とにかく純粋で、嘘がなく、人に仕事に誠意を尽くす懐の深い人でした。
父は数年前に他界しましたが、今も生前ご縁があった方々が足を運んでくださり、そんな人々との縁の繋がりの大切さを教えてくれた父への敬愛の念は、未だ薄れることなくわたしの心の中にあります。
そんな経営者たる父を間近で見て育ったわたしの中には、成長する過程でぼんやりと理想の経営者像というものが形成され、社会人になってからは自然とその理想像をどこか道標とするようなキャリアプランを考えていたように思います。
社会人経験が浅いうちにはとにかく理想と現実との間で葛藤し、正義感で突っ走り、失敗の数々は語りきれず、ご迷惑をおかけしてしまった皆さまや、温かく見守って下さった先輩方の多大なサポートがあり、縁あって長らく人事に携わらせていただいた今改めて感じることは、父やそして仕事を通して出会えた尊敬する諸先輩方のように、誠実でありたいという想いです。

-ひとりでも働く人が幸せに-
会社は働く人がいてこそ存続していける、しかしそこで働く人が幸せでなければ、その先にいる人々へサービスや製品に込められた想いを届けていくことは難しい‐これはわたしが自身の経験から痛感していることです。働く課題はほんとうに様々ですが、ひとりでも多くの働く人々が幸せになる一助になればとの思いからElfieを立ち上げました。
わたしは幸いにも早い段階でとある企業と出会い、人事という仕事の奥深さと楽しさを経験する機会に恵まれ、その後も人事業務に長らく携わるきっかけを得ることができました。
企業が抱える人事課題は一朝一夕に解決できるものではありませんが、どのような想いを持って人事に取り組むのか、ここに人事の仕事の本質があると考えています。現場で一緒に悩み、考え、働く人々が幸せになる仕組み作りをお手伝いをさせていただければ幸いです。
エルフィ株式会社
代表取締役 高橋 泉


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